今や、あらゆる問（とい）に生成AIが応えてくれ、…blogの執筆にもAIの介入を許される環境になった現代は『未来の始まり』だと感じます。生成AIは確かに便利ですが与える影響が危惧されます。

生成AIのIQは140に達すると云われていますが、人の知識欲や体験地から生まれる判断を阻害するような人も生まれるのも、必然の流れなのでしょうが、私はイヤです。

昭和生まれの私には生成AIが便利な分だけ受け入れがたい進化を現代の若年層の人達は…何の疑問もないまま受け入れて社会に広がっていくのが正しい進化とは思えません。

AIと向き合うことで見えてきたこと

AI と人間 の関係は、ここ数年で大きく変化した。ChatGPT や Gemini をはじめとする 生成AIが社会に導入され、仕事 や学習、ビジネスの現場で活用されることが当たり前になった。 私自身も文章の作成 やアイデア の整理 に使うことが増え、効率化の恩恵を強く感じている。

しかし同時に、AIの回答 をどこまで信頼 し、どこから人間 の判断を加えるべきかという問いが常につきまとう。AI の答え は明快だが、それが本当 に正解なのかは、結局のところ人 の経験や感情、立場によって変わるからだ。

最初にAIを使い始めた頃、私は先生に質問を投げるような感覚で対話 をしていた。AIは複数の視点を提示し、具体的な方法やステップを示してくれる。そのやり取りは便利 で、発想 を広げるヒントにもなる。しかし、AI の言葉をそのまま採用すると、自分の思考がどこにあるのか見失いそうになる瞬間もあった。

AI は過去のデータをもとに予測を行い、文脈を生成 するが、そこには個人の感情 や本質的な価値観までは含まれていない。だからこそ、AI の意見を受け取るときには、自分の考え方をしっかり持つ必要がある。

最近では、note に書くテーマ を考えるときにも AI を相手 に対話 を重ねる。GPT に問い を投げると、デジタル 社会 の動向や書籍 の内容を踏まえた視点 を提示してくれる。ランキング のように整理 された情報は役立つが、最終的な評価 や判断 は自分で行うべきだと感じている。AI の能力 は高いが、限界 もある。

AIは研究データをもとに生成するため、世の中の変化や人の感情 を完全に理解するわけではない。だからこそ、AI の意見を「材料」として扱い、そこから自分の発想を育てるプロセスが重要なのだ。

また、AIと人間の関係は単なる効率化 だけではなく、未来の働き方にも影響を与えている。DX が進む中で、AIを導入 する企業は増え、ビジネスの現場では AIを前提としたやり取りが当たり前になりつつある。

AI は相手の意図を読み取り、文章を生成 し、複数の案を提示する。しかし、AI が提示する答えが常に最適とは限らない。そこに人間の経験や立場 を重ねることで、より本質的 な価値が生まれるのだと思う。

AIを使う中で気づいたのは、AI は人間 の思考 を代替する存在ではなく、むしろ「問いを深める装置」だということだ。AI に質問 を投げると、理由や背景を整理した回答が返ってくる。それを読むことで、自分が何を重視しているのか、どこに違和感を覚えるのかが浮かび上がる。これは AIと人間の関係が単なるツール以上のものになりつつある証拠だろう。

もちろん、AI にも限界 がある。AI は感情 を持たず、共感 を本当 の意味で理解することはできない。だからこそ、AI の意見を鵜呑みにするのではなく、自分の経験 や価値観と照らし合わせる必要がある。

AIの認識はあくまでデータに基づくものであり、社会の複雑さを完全に捉えることはできない。それでも、AI は人間の思考を刺激し、新しい発想を生み出すための強力なパートナーになり得ると思える。

AI と向き合う中で、私は「AI を使うことは、自分の内側を見つめ直す行為でもある」と感じるようになった。AI の意見を聞きながら、自分が何を大切にし、どんな未来 を望むのかを考える。そのプロセス こそが、デジタル 時代における人間 の役割なのだと思う。